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ローカルシフト vol.2「2地域居住と地方の仕事を考える」参加レポート(その2)

2014年5月10日土曜日の午後に秋葉原UDX 4F UDXオープンカレッジで開催された『ローカルシフト』〜地方移住・地方暮らしの今とリアルを考える〜 vol.2 に参加してきました。前回は第1部のゲストスピーカーによるプレゼン部分のレポートでしたので引き続きゲストと参加者による質疑応答・ディスカッションででてきたテーマについてレポートします。

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(写真は左から、馬場未織さん、金子愛さん、川人ゆかりさん)

質疑応答・ディスカッション

ゲストからのプレゼンの後、参加者からの質問などをベースにディスカッションが行われました。特にこれから二拠点をやろうと思っている人からは具体的な質問もでていて非常に興味深い内容でした。

2地域居住?2拠点居住?

コーディネーターの泉山さんから移住や田舎暮らしなどのキーワードがよく使われるようになった今、「2地域居住」と「2拠点居住」では仕事と生活の比重などでイメージがことなるのではないか?という問いかけがありました。

ゲストからはそれぞれ、
・川人さん「仕事と生活という区別は特にない」
・金子さん「地域にがっつり関わっている。東京がもう一つの拠点というイメージ」
・馬場さん「東京は仕事、南房総は生活」
というような内容を答えていたように思います。

個人的には「仕事と生活」の割合などでコトバとして定義する必要はあまりないかなと思っています。それぞれに最適なワーク・ライフバランスというのは共通しない部分ですし、「割合が少ないから2拠点じゃない」というのもおかしいかなと。また、馬場さんがおっしゃっていましたが、移住となると自分だけの意見だけではなく家族の同意も必要なのでたくさん話し合いが必要だということ。

もちろん、未婚の場合はもう少し身軽に考えられるのでしょうが・・・。

(質問)地域の人にどのようにハッピーになってもらえているか?実感があるか?

金子さん「とにかく挨拶しまくっていた。どんどんコミュニケーションを取るようにした。3回目くらいにようやく『あんた誰?』っていわれた(笑)」

やはり、地域に溶け込むというのはとても時間がかかるものなのだと思います。ただ、金子さんのように何度もコミュニケーションをとり続けていると数カ月後に地元の方から「地域が明るくなった」と言ってもらえたということで手応えを感じたのだとか。

一方、地元に対して直接貢献できることはあまりないとも仰っていました。地域の伝統や生活のノウハウなどはもちろん地元の人の方が詳しいしソトモノは教わるばかりです。ただ、外からの視点が地元の人に改めて気づかせることもあるでしょうし、地域が明るく活性化することで、地元の人自身がやる気になるということもあるでしょう。

(質問)子ども連れ移住する場合、収入が心配

自分が移住者となり長く住もうと思った場合、仕事・収入の心配はかなり大きいと思います。馬場さんのように夫妻で東京に仕事の拠点を残しつつ、生活を田舎にする場合は問題にならないと思いますが、完全移住となるとかなり難しい問題だと思います。

川人さんがかなり的確な回答をされていました
・地域の仕事は凝り固まっているが、逆にハローワークにちゃんと仕事情報が集まっている(要チェック)
・地域貢献活動が目的なら、NPOや社団法人など予算を持っている地域活動グループを探してみる
 →外からの視点を活かす
・移住してから探すとなかなかうまくいかない。移住窓口のある行政もあるので事前に相談

(質問)子どもが育ってからのライフスタイル変化に同対応するか?

これは、まさに変化を感じながら生活している馬場さんから回答がありました。

中学生になった息子さんは水泳部の部活が週末もあるので、場合によっては高速バスで部活後に一人で帰ってきてもらっている。虫が大好きだった息子さんも今ではサーフィンに趣味が変わったとか(とはいえ、ちゃんと地域に適用している!)

子どもたちが成長して、一緒にいてくれない場合もでてくるけど我慢するしかないし受け止める準備をしておく。ちゃんと家族で話し合いをして認識を合わせておくのが重要だとか。

(質問)よそものから地元の人になったときの悩みとかないか?どうやって打開したか?

金子さん「変な噂はよくありましたが逆にそのおかげで耐性がつきました。KANAYA BASEという移住者コミュニティがあるので、悩みを吐き出せる・気持ちを共有できる場所があるというのはとても救いになっている。」

川人さん「移住者でも地元の人でもない、第3者が入る手もある。私のようなコーディネーターはそこに住んでいるわけではなく悪く言われても平気。あえてヒールになってお互いの本音を伝える役割があるかも」

移住ワークショップ

ゲスト・参加者が混ざった4グループに分かれ、それぞれが移住したい二地域居住してみたい場所をマークし、移動時間や交通費のコストなどを計算し生活スタイルのシミュレーションを行いました。

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和やかに意見交換するワークショップのグループ。
日本地図が書かれた模造紙に移住したい拠点をマークしていきます。

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30分ほどのワークのあと、それぞれのチームで話し合った内容の発表がありました。

交通手段はもちろん居住方法の話が多かったように思います。特にこのようなイベントに参加されるような志の高い人ばかりですので、自分が二拠点を実践したいというばかりではなく、シェアハウスを運営している・したいという交流のハブになるような人が多いのに驚きました。

§

さてまたまた長くなってしまいましたので、第二部の参加者交流会「green drinks お茶の水【LOCAL】」の様子とイベントに参加しての感想などを次の記事にて掲載予定です!

週末は田舎暮らし—ゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記
週末は田舎暮らし---ゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記

【全3回】
ローカルシフト vol.2「2地域居住と地方の仕事を考える」参加レポート(その1)
ローカルシフト vol.2「2地域居住と地方の仕事を考える」参加レポート(その2)
ローカルシフト vol.2「2地域居住と地方の仕事を考える」参加レポート(その3)

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